即時停戦を!

 ロシア軍によるウクライナ侵攻から2週間が経ちました。ロシアのプーチン大統領は、緒戦で重要拠点を攻撃、制圧すれば、ウクライナ政権はすぐに降伏してロシア側の要求を呑むだろうと予想していたようですが、ウクライナ軍の抗戦が意外に手強く、膠着状態の様相を呈しています。その結果、戦線が拡大して、子供を含む民間人が多数犠牲になっているようです。もちろんロシア軍、ウクライナ軍、双方の若い兵士たちもそれ以上に命を落としています。

 プーチン大統領は、ウクライナ東部でロシア系住民が迫害されていることや、ウクライナ政権がNATO加盟を目論んでいること、さらには民族的に近く国家としての起源を同じくすることなどを侵攻の理由としているようですが、国連にも加盟する独立国に一方的に攻め入ることは断じて許されず、湾岸戦争でイラクがクウェートに侵攻したのと何も変わりません。以前のイラクのような「ならず者国家」ならいざ知らず、国連の常任理事国であるロシアがそのような行為に及ぶとは言語道断です。

 ただ、アメリカ軍を主力としたNATOがウクライナを軍事的に支援してロシア軍と直接敵対、交戦するとなれば、国連の常任理事国同士が戦うことになり、戦後の国際秩序が完全に崩れてしまいます。さらに戦線がウクライナにとどまらず他国に波及すれば、第三次世界大戦になりかねませんし、すでに核兵器の使用をほのめかしているプーチン大統領がその発射ボタンを押さないとも限りません。戦いがエスカレートする前に、即時停戦すべきです。

 最後に加藤登紀子さんの言葉を引用します。ウクライナの惨状、窮状をテレビ等の報道で見るにつけ胸が痛み、一刻も早くこの戦争、混乱が収束することを心から願います。

「人の憎しみが戦争を起こすのではなく、戦争が憎しみを育てるのです。戦争は、人と人を切り裂いていく。人と人の間に憎しみを残さないためにも、戦争は何としても回避しなければならない。」 =朝日新聞デジタル「加藤登紀子のひらり一言」2022/2/27より=



最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square