4年後が楽しみ!
昨夜、これまで快進撃を続けていたわれらが日本代表がついに力尽きてしまいました。決勝トーナメント1回戦で、前回大会準優勝のクロアチアと対戦し、前後半および延長戦の120分あまりにわたる死闘の後、PK戦に敗れてしまいました。悲願のベスト8進出は、今大会でもかないませんでした。
グループリーグで撃破したドイツやスペインと比べればクロアチアは、完成度は決して高いとは言えず、どちらかといえばオールドスタイルのサッカーでしたが、各選手がハードワークを厭わず球際を厳しく攻めてきて、日本の思い通りのプレーをさせてくれませんでした。もちろん日本も、クロアチア以上に全員が攻守に貢献して相手の思い通りにさせませんでした。結果的に1対1のスコアになったのも納得です。そして激しく戦い合った両チームだからこそ、PK戦で勝敗が決まってしまうのは無情に感じました。
ただ今大会では、日本は目標のベスト8こそかなわなかったものの、強豪中の強豪であるドイツ、スペインと互角に戦い、見事に逆転で勝利するという快挙を遂げましたので、これまでのどの大会よりも大きな収穫を得たと思います。これも約30年前にJリーグが発足してプロサッカー選手という生き方が確立したことと、近年はJリーグからさらに羽ばたいて、欧州の一流クラブでプレーする選手が増えたことによるものです。その結果、選手たちの技術や戦術だけでなく、メンタリティーも大きく向上したのだろうと思います。
思えば私の少年時代には出場すらかなわなかったW杯にまるで常連国のように連続出場するようになり、さらに今大会では一度ならず二度までもジャイアントキリングをやってのけた日本代表。この分で行けば、今度こそはベスト8どころか、さらにその上も十分に目指せると思います。早くも4年後が大変楽しみです。頑張れ、ニッポン!
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