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マラソンと研究

August 29, 2017

 iPS細胞の研究開発でノーベル賞を受賞した山中伸弥先生が、月に1度毎日新聞に寄稿している「走り続けて」というコラムがありますが、今月の同コラムでマラソンのことを取り上げていました。山中先生によると研究とマラソンには共通点があるそうで、同じ市民ランナーであり、今も阪大で研究に携わっている私としても大いに共感できるところがありますので、以下に一部を引用します。

 

--- 私以外にも多くの研究者がマラソンを走っています。先日、米国ボストンに出張した際、日本人研究者たちと海辺を走りました。走りながら一人の研究者が言いました。「研究はなかなか目に見える成果が出ないけど、マラソンは努力すれば報われることが多いから良いですよね」。「なるほど!」と思いました。研究は我慢の毎日です。努力してもなかなか成果が出ません。失敗も多い。そんな中、研究者がなぜわざわざマラソンを走るのか不思議かもしれません。日々練習してマラソンを完走する経験を通じ、研究も努力を続けていれば、いつかは成果を出せる、と自分自身を励ましている研究者も多いと思います。---

(全文はこちら;毎日新聞電子版)

 

 実は私、確か一昨年だったと思うのですが、神戸マラソンで山中先生を追い抜いたときに(山中先生よりもちょっとだけ速いんです!)、厚かましくも「山中先生、おはようございます!」と声をかけました。もちろん面識はありませんでしたが、山中先生がもともと整形外科医ということもあり、ノーベル賞受賞以前から注目し、親しみを感じていました。山中先生は、見ず知らずのランナーに突然声をかけられたにもかかわらず笑顔で、「おはようございます!」と言ってくださいました。

 

 山中先生がマラソンを走るもう一つの理由は、研究費獲得のための募金活動です。ご存知の方も多いかもしれませんが、山中先生の在籍する京大をふくめて国立大学は15年ほど前に独立行政法人化され、将来の完全独立を見据えてか、国からの補助金(運営費交付金)が年々減らされています。その結果、研究費が不十分だったり、研究者の雇用が不安定になったりして、研究成果が上がりにくいという弊害が出ています。

 

 医学の分野に限らず、基礎的な研究はすぐに成果が出ないため企業はあまり関心を示しませんし、研究費は民間や個人の寄付だけでまかなえる金額ではありませんので、現実的には国からの補助金に頼らざるを得ない状況です。もちろん、一口に「研究」と言っても玉石混交ではありますが、中には将来、人類の幸福に大いに役立つものもあるはずです。これまで世界をリードしてきた日本の科学技術の灯を絶やさないためにも、国には必要な研究予算を持続的に拠出してほしいものです。

 

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