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昨晩は「平成最後」の忘年会でした!


 昨晩は忘年会でした。職員みんなで今年一年を振り返りながら、食事やゲーム大会で盛り上がり、大変楽しいひと時を過ごしました。当院は昨年5月の開院ですので今回が2回目の忘年会ですが、流行りの言い方をすると、「平成最後」の忘年会ということになります。まあ、改元といってもまだ半年近く先の話ですし、昭和から平成への改元以来、日常生活では元号よりも西暦を用いることが多くなったので、私個人としては改元そのものに深く感じるところはありません。

 ただ、平成というひとつの時代を振り返ると色々ありました。国内では阪神大震災や東日本大震災のような大きな自然災害が相次ぎましたし、地下鉄サリンをはじめとした一連のオウム事件のように、昭和の時代とは違ってバックグラウンドが理解しにくい犯罪や社会問題が多かったように思います。また、海外では東西ドイツの統一や、EUとその共通通貨ユーロ誕生の一方でソ連は崩壊しましたし、ルワンダやユーゴスラビアでは激しい内戦もありました。さらにアメリカ同時テロ以来、世界中でテロ事件の報道は絶えませんし、宗教や民族の相違、対立によって今も多くの人命が失われ、数々の人権侵害が続いています。

 私個人として振り返ると、現在50歳なので、平成の時代は20歳からの30年間ということになります。医学生から医師になり、自分なりにキャリアを積んできました。また、結婚して家庭を持った一方で、同じ医師であった父が他界しました。さらに平成末期にはなりましたが、自分のクリニックを開業しました。この30年間、多くの方々と出会い、支えられ、喜びや悲しみを分かち合いました。多少の浮き沈みはありましたが、大変貴重な時間を歩んできたように思います。この場を借りて、支えていただいたすべての方々に心から感謝したいと思います。

 さて、映画「ボヘミアンラプソディ」以来、クイーンづいているのですが、世界に先駆けて日本からブレークしたクイーンが、日本のファンへの感謝を込めて日本語で作った曲「手をとりあって」の歌詞を最後に引用します。美しいメロディーと神秘的な歌詞がクリスマスを間近にひかえた今の時期にぴったりだと思います。この歌詞にあるように人々がともに手を取り合って、互いに思いやり、いたわり合うことで、平成の次の時代こそ争いのない平和な世界になることを願ってやみません。

ー 手を取り合って、このまま行こう。愛する人よ

ー 静かな宵に光を灯し、愛しき教えを抱き

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