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アウトサイド・イン!

 以前も当ブログでご紹介したかもしれませんが、精神科の治療法として大変重要な認知行動療法の第一人者、大野裕先生が日経新聞で毎週、「こころの健康学」というコラムを執筆されています。ちょうど今朝の朝刊に掲載されていたのですが、今日は「アウトサイド・インの効用」というタイトルで、ゴルフをしている人なら「スイング軌道のことか?」と思うようなタイトルでした(ちなみにゴルフスイングでは、アウトサイド・イン軌道はNGとされています。念のため)。



 内容はもちろんゴルフのことではなく、表情や姿勢が心理状態に影響するというお話で、アウトサイド、つまり体の外側が変化すると、インサイド、内側にある心も変化するそうです。大野先生いわく、意識的にでもよいので笑顔になれば自然に心が明るくなる、まさに「笑う門には福来る」とのこと。つらいからといって暗い表情で背中を丸めているとますます気が沈んでつらくなるので、少し無理をしても表情を明るくして背筋を伸ばすようにした方がよいそうです。


 すでに2年半以上に渡ってコロナ禍の中にあり、とくに最近は国内、海外ともに暗い、重たいニュースばかりなので、とても笑う気になれないという人も多いと思います。そういう私も昨今の社会情勢に加えて、middle age crisisと言うとオーバーですが、中年期なり、また立場なりのいろんな悩みが尽きません。でも、大野先生の言うアウトサイド・インを信じて、「マスクの下は笑顔です!」で頑張りたいと思います。ただ、中年男性があまりニタニタしていると気持ち悪いかもしれませんね。。。

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