来年こそ、War is Over!
今日はクリスマスイブです。一昨年の今頃は当ブログで、ジョン・レノンのクリスマスソング「ハッピークリスマス」を紹介しながら、コロナ禍を戦争にたとえて、早くこの戦争が終わってほしいというようなことを書きましたが、今年はちょうど10カ月前にウクライナで本当の戦争が始まってしまいました。そして残念ながら、2つの戦争ともに今のところ終わる気配を見せません。
コロナ禍についていえば、2019年12月に中国で最初の症例が確認された後、ほどなく世界中に伝播してパンデミックに至りました。そして3年足らずの間、世界各国がこの新型ウィルスとの戦いを余儀なくされたわけですが、その戦いの進め方は国によって違いがあるようです。先日まで行われていたサッカーW杯関連のものもふくめて、海外の中継映像を見ると、多くの国でコロナ禍をすでに克服した、あるいは少なくとも過剰な対応はもうやめたようです。
一方、日本では現在も感染症法で、新型コロナウィルスは結核などと同じく、致死率が高く厳重に管理して抑え込むべき2類感染症とされています。この分類はウィルスが変異を繰り返しながら致死率がすでに低下したにもかかわらず、なぜかいまだに変更されません。単に一度決めたことはなかなか変えられないだけなのか、あるいは別の「大人の事情」があるのでしょうか。結果的に我々の行動は多かれ少なかれ制限され、外出時にはマスクをまだ手放せません。またコロナ禍の産み控えで、今年1年間で生まれる子供の数は統計史上初めて80万人を下回るそうです。
ここまで来れば、コロナ禍はいつ終わるのかではなくいつ終わらせるのか、そしていつまで続くのかではなく、いつまで続けるのかという感じです。早くコロナ以前の当たり前の日常を取り戻せるように、まずは感染症法上の分類を見直すべきです。もちろん、従来のインフルエンザと同じく感染しないよう各自が十分に注意し、もし感染したら他の人に感染させないようにするという当たり前の行動は今後も必要でしょう。また必要に応じてワクチン接種も受けるべきでしょう。わが国のコロナ禍もウクライナの戦争も、来年のできるだけ早い時期に収束することを心から願います。
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