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米国リウマチ学会に出席しました!


 昨日まで、米国リウマチ学会の年次学術集会出席のため、シカゴに出張していました。米国リウマチ学会は、欧州リウマチ会議と並んで、世界のリウマチ学をリードする学会で、この学会で決定されたことや提唱されたことが、世界中で診療ガイドラインとなることも多く、当然ながら日本のどの学会とも比べ物にならないぐらい大規模な学会です。写真は今回の学術集会の一風景ですが、会議場は、(全米どこへ行ってもそうですが)いつも通りの巨大なコンベンションセンターで、多数の参加者でにぎわっていました。

 今回の学術集会で印象に残ったのは、遺伝子工学を用いて製造される生物学的製剤(いわゆるバイオ医薬品)はすでに十数年前から花盛りですが、関節リウマチに限らず乾癬性関節炎や脊椎関節炎に対するものも多く登場して、優れた臨床成績が多数報告されていたことです。さらに驚いたのは、たまたまテレビを見ていたら、発売後間もない乾癬性関節炎に対するバイオ医薬品のコマーシャルが流れたことです。日本では市販薬の広告は認められていますが、医師の処方が必要な医薬品については広告が認められていません。アメリカはさすがというか、日本以上に製薬会社の力が強いんだなとあらためて認識しました。

 ところで、私は海外出張でもランニングシューズをスーツケースに忍ばせて、時間と体力が許せばランニングをするのですが、今回はシカゴということで、想定外の寒さにもめげず、ミシガン湖畔を走ってきました。走ったのはLakefront Trailといって、ミシガン湖岸沿いに南北30㎞弱にわたって整備されたランニング/サイクリングコースです。もちろん、走ったのはそのうちのごく一部ですが、青い空を突き刺すようにそびえる摩天楼とミシガン湖のコントラストが大変美しく、うっとりしながら走りました。

 ただ困ったのは、何か動物の糞のようなものがコース上に散乱していて、ところどころ集中したところでは本当に走りにくかったことです。飼い犬の糞にしては大きいし、多すぎるし、多数みかけたカモメやカモのような鳥類の糞にも見えないし、ひょっとしたらセイウチか何かの糞だったのでしょうか?でも、姿は全く見えませんでしたし、そもそも湖にセイウチとかいるんでしょうか???

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