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神戸市も健活アプリを立ち上げました!


 先日、大阪府が健活アプリ「アスマイル」というのを始めたと書きましたが、NHKなどのニュースによると神戸市も同様のスマホアプリを理化学研究所と共同で開発し、4月から運用を開始するそうです。神戸市のアプリは「MY CONDITION KOBE」という名称だそうですが、大阪府のものと大きく異なるのは、利用者各自の状況に合わせて健康指導やアドバイスをしてもらえる、いわば双方向性のものになるとのことです。

 ただ、初年度に利用登録できるのは神戸市在住の国民健康保険被保険者や介護保険被保険者に限られ、まずは利用登録者数2万人が目標とのことです。おそらく、一定の量のデータ収集と効果検証の後に、広く全市民に向けて実施するつもりなのでしょう。神戸市としては、市民の健康管理を行うことで医療費の削減にもつなげたいと考えているようです。神戸市は人口100万人を超えますから、その1割でも利用すれば、ものすごいデータ量かつ社会実験になりますね。

 ところで、日々の活動量の管理やそれにもとづく健康指導やアドバイスということでは、やはりアメリカが一歩先んじているようです。アメリカの大学に勤める友人から数年前に聞いた話によると、アメリカの会社の多くで、フィットビットという活動量計測器を用いて社員一人一人の活動量を管理し、各自の活動量にもとづいて会社側から色々と指導やアドバイスをしているそうです。その友人も、勤めている大学に命じられているのか、手首にフィットビットを巻いていました。

 まあ、こういうのも行き過ぎると、ジョージ・オーウェルの「1984年」のような管理社会、下手すると全体主義的なものになりかねないという危惧もなくはないですが(実際に読んでいないので、例示が適当か自信ありませんが)、健康を維持すること自体は、医療費削減など社会としての有益性以前に、個々人にとっての幸福であることは間違いないわけですから、こういったサービスやシステムをうまく利用して、無理のない範囲で運動していくのがよいと思います。

※ 神戸市ホームページ:

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