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慢性の痛み、和らげたい!


 昨日の朝日新聞の特集面、「慢性の痛み、和らげたい 朝日健康・医療フォーラム2019」に、公私ともに長年にわたって大変親しくさせていただいている三木健司先生が出ていました。この記事は、大阪と東京で行われたフォーラムを紙面化したものですが、慢性の痛みに対して三木先生と九州大学心療内科の細井昌子先生が解説しています。

 三木先生は、慢性腰痛症や線維筋痛症について、安静にし続けたり漫然と薬をのんだりするのは有効ではなく、むしろ運動すべきと言っています。運動といっても、激しいスポーツをするのではなく、低強度の有酸素運動や軽い筋トレ程度で十分だそうです。また嫌々やらされるのではなく、自発的に心地よく運動することで、快感を感じる脳内物質であるドーパミンが分泌されるそうです。

 一方、細井先生は心療内科医の立場から、とくに女性の「頑張り屋さん」に注意を促しています。慢性の痛みで悩んでいる女性は、仕事や家事、育児、介護などで24時間休むことなく働いているケースが多く、そうすると緊張に関わる交感神経系が興奮し、逆にリラックスに関わる副交感神経が抑え込まれてしまいます。あまり頑張り過ぎず、ほどほどに手を抜いて、何も考えずにゆったりする時間を作るべきとのことです。

 以上はあくまで要約ですので、詳細はぜひ朝日新聞の電子版(19面です)、あるいは購読されている方は捨ててしまう前にぜひ昨日の朝刊をお読みください。

※ 朝日新聞2019年3月2日朝刊(電子版)ウェブサイト:

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